令和2年度みやぎ食育表彰

宮城県では、保育所、学校、地域などで食育活動に積極的に取り組み、県民の健康増進、みやぎの食文化の伝承などの分野においてめざましい功績を挙げられた方々を表彰する「みやぎ食育表彰」を実施しています。令和3年1月18日(月)に令和2年度の表彰式が行われました。「みやぎ食育大賞」と「みやぎ食育奨励賞」それぞれの受賞者を紹介します。

みやぎ食育大賞

丸森町立舘矢間小学校

地域の人々や他学年児童との交流が希薄になってきたことから、平成22年度から「食育」に関する学習を、年間を通して実施しています。全校児童を対象に、地域の生産者や食生活改善推進員の協力を得てサツマイモやヤーコンの栽培に取り組むほか、地域の認定こども園の園児やお年寄りと食を通した交流活動を行うなど、自分の暮らす地域に目を向け、地域との関わりを深める食育活動を展開されています。 

みやぎ食育大賞

登米市食生活改善推進員協議会

登米市事業の「すこやかキッズ教室」や「子どもまつり」に協力し、子どもや親世代、祖父母世代に楽しみながら食を通した健康づくりについて考えてもらうきっかけづくりをされました。また、登米市の「元気とめ! 健康づくり宣言」の1つである“適塩! プラス野菜あと一皿”を推進するため、季節の野菜を活用したレシピを市内店舗で配布するなど幅広い活動をされています。

大沼光子氏

学校栄養士として、児童に対する栄養指導や食育プログラムの実践を通して「食」の重要性を発信し続けるとともに、地元の野菜農家と連携し、野菜や地元でとれる食材の大切さを伝えることで、児童の食材や食文化に関する関心が高まりました。学校での活動のほか、地域住民への情報発信にも力を入れるなど、精力的に活動されています。