食事の際には、食塩と野菜の摂取量を意識するのだ。
食塩のとり過ぎは高血圧の一因となり、動脈硬化を進め、脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めてしまう。
また、野菜に多く含まれるカリウムは、高血圧予防には欠かせぬ。
料理に香味野菜を上手に使うことで、減塩することもできるぞ。
宮城県食育推進会議 会長、日本腎臓リハビリテーション学会 代議員、日本病態栄養学会 評議委員、日本栄養士会所属
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日本栄養改善学会所属、日本高血圧学会所属、日本腎臓学会所属、日本糖尿病学会等所属、日本公衆衛生学会所属
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宮城県公衆衛生学会所属、日本栄養・食糧学会所属、宮城県栄養士会所属、学校保健学会所属 他
メタボや高血圧の受療率が高い宮城県。
その一因である野菜不足、過剰な食塩摂取量の課題を解決し、
県民の健康への意識を高めることを目的として、
「野菜!あと100g」「減塩!あと3g」を目指す、「ベジプラス100&塩eco」を推進しています。
宮城県内の大学などからベジプラスメニューを募集し
応募のあった102品の中から8品目が商品化され
県内のスーパー、百貨店、コンビニ約550店舗で販売されます。
野菜たっぷりの美味しいメニューを、ぜひお試しください!
宮城県では県民の皆様が生涯にわたり健康で心豊かな生活を送れるよう「宮城県食育推進プラン」を策定しています。このプランでは食を通じた「心身の健康増進」と「豊かな人間形成」を目指し、家庭や学校をはじめ地域のさまざまな関係者と連携、協働しながら、県民一人ひとりが主役となった県民運動として、食育の推進に取り組んでいます。
宮城県では、保育所、学校、地域などで食育活動に積極的に取り組み、県民の健康増進、みやぎの食文化の伝承などの分野においてめざましい功績を挙げられた方々を表彰する「みやぎ食育表彰」を実施しています。令和3年1月18日(月)に令和2年度の表彰式が行われました。「みやぎ食育大賞」と「みやぎ食育奨励賞」それぞれの受賞者を紹介します。
地域の人々や他学年児童との交流が希薄になってきたことから、平成22年度から「食育」に関する学習を、年間を通して実施しています。全校児童を対象に、地域の生産者や食生活改善推進員の協力を得てサツマイモやヤーコンの栽培に取り組むほか、地域の認定こども園の園児やお年寄りと食を通した交流活動を行うなど、自分の暮らす地域に目を向け、地域との関わりを深める食育活動を展開されています。
登米市事業の「すこやかキッズ教室」や「子どもまつり」に協力し、子どもや親世代、祖父母世代に楽しみながら食を通した健康づくりについて考えてもらうきっかけづくりをされました。また、登米市の「元気とめ! 健康づくり宣言」の1つである“適塩! プラス野菜あと一皿”を推進するため、季節の野菜を活用したレシピを市内店舗で配布するなど幅広い活動をされています。
学校栄養士として、児童に対する栄養指導や食育プログラムの実践を通して「食」の重要性を発信し続けるとともに、地元の野菜農家と連携し、野菜や地元でとれる食材の大切さを伝えることで、児童の食材や食文化に関する関心が高まりました。学校での活動のほか、地域住民への情報発信にも力を入れるなど、精力的に活動されています。